知恵の樹

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特別なトレーニング無しに本を速読する方法

 

速読出来たら良いんだけど。。。

 

速読が出来たらどんなに良いか?

 

学習意欲の高い人で速読に興味を持つ人は多いと思います。世の中には色々な速読法があって、それを鍛える教室も色々あります。

 

何を隠そう、私も大学生の若かりし頃、どうにかして速読法を身につけたいと思ってとある速読教室の門を叩いたことがあります。ここは、目が捕らえる情報量を増やすことによって脳に負荷をかけ、音読の癖を直して読書スピードを上げる、というコンセプトの速読教室でした。

 

しかし、これがどうにもうまく行かない

 

教室では1ページ1秒くらいのスピードで本を読んでいる人が居て、いつかは自分もあんな風になりたいと思っていたものでした。しかし、何度も教室に通って「目の動きが良い感じになってきましたね!」と言われても、どうも読書スピードが上がったようには思えない。

 

そのうち、教室からは足も遠のき、結局1ページ1秒で本を読む能力は身につきませんでした。

 

 

速読するコツは「速く読もう」と意識すること

 

いつかまた速読のトレーニングには挑戦したいと思っているのですが、取り急ぎ特別なトレーニング無しで本を早く読む方法があります。それは、目標時間を決めて本を読んでいくこと。これだけです。特別な目や脳のトレーニングは必要ありません。

 

私は、400ページくらいのハードカバーの準専門書は3時間。200ページくらいの新書であれば1時間半で読むことにしています。これくらいのスピードがあれば週末に2~3冊は本を読むことが出来ます。もっと速く読めれば良いのですが、速読の訓練をしているわけではないので、このくらいが限界かな、と思っています。

 

そのスピードで読むのも結構大変なのですが、私は本を速く読むためにちょっとした工夫をしています。それは、1時間ごとに読むページ数を決めてペース管理をするということ。そして、そのページ数管理をメモ用紙に書いて目に見える状態にするということ。具体的には、本を読むときはこんな風にしています。

 

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これ、わかりますかね。メモ用紙に1時間後の時間を書いて、その時間までに読むページに挟んでいるんです。僕の場合は、1時間で150ページ読むマイルストーンを置くので、例えば今が13時15分だったとしたら、「14時15分」とメモ用紙に書いて、150ページのところにそのメモを挟みます

 

そして、時計を見ながら、そのマイルストーンを確実に達成するように読むスピードを調整していくわけです。

 

この速読法、特別なトレーニングは必要ありません。読むスピードの自己管理に過ぎないのですが、マイルストーンをきちんと達成できれば、400ページの本でも3時間あれば読むことができます。マイルストーンごとに要点は何かを抑えながら読むことにも繋がるので、読書の理解度も上がります。

 

速読の第一歩は「速く読もう」という意識を持つことなんだと思います。さらに、その気持ちを読書の間絶え間なく持ち続けること。単純な方法ですが、メモでマイルストーン管理をするのは割と有効です。

 

よろしければお試しあれ。